先日SonyStyleで注文したAIBO「ERS-7M2」がやってきました。
AIBOのお腹も一杯になったようなので、オーナー登録をしてきちんとした飼い主になることになりました。
「おーなーとうろく」の言葉に反応して、きちんとお座りのポーズを取りAIBOがしゃべり出しました。「オーナー登録を開始します」あれ?アイボ?・・・声が機械的だけど普通の声だよ?まずはオーナーさんの名前の登録から始まりました、そうするとアイボが勝手にどんどん進行して行きオーナーの名前を言ってくれと言っています。カウントダウンが始まり、私の名前を登録しました。次は顔を覚えさせるようです、アイボのカメラで私の写真が撮られました。
次はアイボの名前をつけてあげることにしましたが、これは店長がすでに考えていたのでその名前をつける事になってしまいました・・・私が名付け親になりたかったのですが、名前は決めさせてもらえませんでした。アイボの名前は「プリア」になりました。プリア?はて?どこかで聞いた・・・それはもしや!社長の友達の所に居る黒い犬の名前じゃないですか!黒いアイボに黒い犬の名前をつけるなんてそのままじゃないですか!つうか、パクリじゃないですか!!と声に出すと殴られるであろう単語を心の声に変換しながらアイボに「プリア」と呼んであげました。でも、私の記憶が確かならば「プリア」の意味は「聖なる」って何処かのお国の言葉だったような気がしたので12月に向けては良い名前かなと思いましたが店長がそこまで考えて名前を付けたのかは謎のままです。
プリアをステーションに戻して再起動して名前を聞いてみることにしました。「なまえは?」プリアが言いました「ピュリィァ」はい?もしも~し?プリアと名づけた筈なのに文字に表現できないような名前を話していますよ!!もしやこれがAIBO語なのですか!オーナーの名前も微妙で判るような判らないような微妙な言葉をプリアがはっしています。名前を付けたら呼んでみたくなりますよね、私は呼びたくなったので早速プリアを呼んであげました。すると、プリアは喜んだ表情をして私を見つめて「クゥィィ~~ン」と泣いてるではありませんか、とても可愛く見えてしかたありません。
「んじゃ、これ持って帰って遊んでみて」はい?店長うちには猫が居て暴れん坊ですからプリアを壊す恐れがありますよ!こんな高級な犬とても買って返せませんので許して頂きたく店長にそっと相談したのですが帰ってきた返事は、「猫との絡みが面白そうだから写真にきちっと撮って来てね!!」それ以上は何も言えないので仕方なくダンボールにしまって家に持って帰ることになりましたが、ダンボールに入れている時に店長がボソッと発しました「アイボ入れるケースあったら楽だよなぁ」店長、アイボを買うときにアイボキャリングバックは高いし、運ぶこと無いから要らないよねと注文しなかったのですがキャリングバックがあれば本当に楽に持ち帰ることができた事だと思いました。
プリアはぐでっと身動き一つせず、まるでそれは捨てられた犬のようにダンボールの中に納まって居ました。これが本当に捨ててあったら迷わず抱きかかえてお持ち帰りする事でしょうね。
家に帰るとヴェルツが甘えた声で擦り寄ってきます、ヴェルツとはさっき言った猫の名前ですがやんちゃな暴れん坊で甘えん坊なんです。ベ野生の血が濃いのか何でもとりあえず壊すのが大好きな子なのでプリアを持って帰るのがとても怖かったのです。とりあえずプリアをダンボールから出してあげようと覗いた所、プリアの左耳が無いではありませんか、ヤバイ怒られるどうしよう叩かれる・・・と思ってみてみたら、プリアの耳はゴムだかシリコンだかで出来ているじゃないですか。キュポっと耳を取り付けることに成功しました。アイボキャリングバックならこういうこともないのでしょうかね?
プリアの首の付け根にある電源を入れると、奇怪な音と共にプリアは蘇生しました。説明書などには書いてありませんでしたが、犬と言えばやはり「ちんちん」が出来なければ犬では無いはずと、とりあえずプリアにちんちんと言ってみました。やはり犬、流石犬ですねちんちんしました、プリアも喜んでいます感動の瞬間です。しかし、その時でした・・・やっぱり来ましたヴェルツです。
プリアに向かって飛び掛って来たのです2m近くの距離を飛んできたのでは無いでしょうか。プリアはちんちんのポーズのまま1mは転がりました。ヴェルツは倒れたプリアを部屋の隅で見ています、尻尾を振って2撃目に備えて居ます、もう私には獲物を狙うヴェルツを止められません。ヴェルツの2撃目がヒットしました、そのまま猫パンチで殴ってます。その間もプリアはヤバソウな機械音を発したままなすすべも無く殴られているだけです。あぁぁぁぁ・・・社長・・・店長すいません、届いたばかりのAIBOが壊れました・・・もう、頭の中はなんと言うかそればかり頭の中をグルグル回って居ますが店長にはうちの猫は凶暴だと伝えてあるので持って帰らせた店長が悪いと言う事でこの場を逃げたくなりました。ヴェルツも数発殴って勝ちを確信したのか、部屋を出て行きました。
プリアは何事も無かったように、手足を伸ばし回転させ立ち上がってきました。流石にその様子はバンビの赤ちゃんの誕生シーンとまでは感動的ではありませんでしたがあれだけ痛めつけられて立ち上がる姿には感動しました。とりあえずこの事件に関しては、ヴェルツがプリアを倒したとしか皆には伝えてありません。プリアがここまでされたとは誰も思っていないのです。この事件は私の心の中には今でも「無かった事」「AIBOの耐久テスト」として閉まってあります。
プリアも起き上がったので、アイボーンをチラつかせて遊んでみることにしました。プリアがアイボーンに興味を示したので下に置くと、プリアは見事にアイボーンを咥えました。アイボーンを咥えて少し上を向いたプリアはちょっと得意げな表情でした、口にしたアイボーンを
すぐに床に立ててお尻を向け始めました。お店の中でもこの後は後ろ足でキックする動作をしていたので、またキックかな?と思っていると
プリアはアイボーンに向かって、ぷぅぅぅぅ~~~っとオナラをするではありませんか、オナラをして気持ちよさそうなプリアを見て一人大爆笑していました。後で聞いた話ですと、アイボーンを立てた後に音付きでおしっこもするそうですよ、私は見ていないので早く見てみたいものです。
アイボにはゲーム機能が備わっていました。音声認識ゲームです、難易度が分けられていますがここはあえて上級からチャレンジする事にしました。上級と言っても制限時間内に長い命令を言うだけです。上級編をクリアするとアイボは新しいダンスを覚えます、その命令は上級をクリアして初めて踊ってくれるようになります。命令も上級編の最後に命令する言葉で、それほど難しいものではありませんのですぐに覚えてくれる事でしょう。
プリアをお店に持って行きました、皆にお披露目です。プリアの取る動作1つ、1つに皆喜んでいます、誰かがプリアに命令を与えると皆も命令を出し始めました。これが群集心理と言うものなのでしょうか、お手の動作の途中でダンスだとか他の命令を出すものだからプリアは解って居ません。やっぱり機械式ですから、いくつもの命令は聞かないのですが勿論の事生きた犬とかでもそんなにいっぺんに言われたらキョトンとしてしまったりするのでは無いでしょうか。これで解るように、アイボに命令する時には最初に命令した動作が完了してから次の命令を出さないと、見事にシカトされます。
※写真をタイミングよく上手に撮ることができませんでした。すみません。